VOICE

【賛同の声】菅原 斉 先生(自治医科大学附属さいたま医療センター 総合診療科)

賛同の声 Vol.3

 

アンビシャスな青年医師に出会いました。

伊藤玲哉先生は、患者さんが病気のために諦めていた旅行を叶えるトラベル・ドクターで、「人生最期の「旅行」を叶える、医師のつくる旅行会社」というプランによって、経済産業省の「始動 Next Innovator 2019(グローバル起業家等育成プログラム)」のシリコンバレー派遣メンバーにも選抜されたとのことです。

対談中に次のようなエピソードを思い出しました。ある日の回診時、高齢者総合機能評価簡易版「自分が無力だと思うことはありませんか」という質問で、80歳代男性の答えは、「年とともに、出来ることが小さくなりましたね」でした。若い頃は何処へでも自由に出かけられたのに、今はベッドから十数歩先のトイレへ行けることが喜びになったという意味だそうです。思いもよらない回答でしたので鮮明に記憶していました。

そんな中、私自身が大病で倒れ、「出来ることがとても小さくなってしまった」ことを実体験しています。病後5年を経て、思いかけず搭乗できた飛行機で行った旭川空港の緑が目にしみました。また、11年ぶりの海外旅行で行くことができた台北では、かけがいのないエネルギーを吸収できました。

伊藤先生が提案する旅行によって、「出来ることがとても小さくなってしまった」患者さんに、気分転換と新たな雰囲気を肌で感じてもらうことは、間違いなく何事にも替えがたい「かけがえのない」体験のひとつとなることでしょう。

伊藤先生の新しい試みが、コロナ禍も乗越えて、病気のために旅行を諦めていた患者の皆さんのための「より良い」システムに発展していくことを期待しています。

皆様からも、本プロジェクトにお力添えをお願いいたします。

自治医科大学附属さいたま医療センター

総合診療科 菅原 斉 先生