末期の肺がんを患う耕造さんの願いは、
愛する奥様に“ありがとう”の旅をプレゼントすることでした。
初期の肺がんと診断受けて手術を受け成功し完治できると思った矢先、一年も経たずして再発、ステージ4で治療ができない状態の宣告。
その時の耕造さんは、深い悲しみと絶望の中にいました。
残されたご自分の人生と向き合い、今後はどう生きて、何をしたいか、そう改めて考えられた時、ご夫妻がはじめて出会った思い出の地、“京都”へもう一度出向き、約30年寄り添った奥様に普段だと照れくさくて言いにくい“ありがとう”の気持ちを伝えよう!と思われたそうです。
その願いを叶えるため、トラベルドクターにご依頼を頂きました。
ご自宅からトラベルドクターカーで8時間の道のりを、
耕造さんが相棒と呼ぶ“酸素”をご準備の上、旅行医、看護師とともにご移動です。
車内では、耕造さんの大好きな曲。やしきたかじさんの ”やっぱすきやねん”を流しました♪
気づけばあっという間に到着した京都市内のホテル。
翌朝はコロナ渦で、なかなか会えずにいたご兄弟とご対面でした。
暫くぶりのご兄弟との再会に、少し照れた様子の耕造さんですが、ユーモアは健在です。
耕造さんの発する一言一言に、みんな不思議と笑みがこぼれます。
耕造さん、ご兄妹に会えて本当に良かったですね。
京都には、耕造さんご夫妻にとって決して忘れられない2つの場所があります。
一つ目は、当時出会ったばかりのお二人が、初デートをした四条河原町の“志る幸”という老舗の日本料理屋です。
30年ぶりの思い出のお店で、初デートでドキドキした気持ちを懐かしみながら、
あの頃と変わらない味を、お二人とも幸せいっぱいに嗜まれました。
そして二つ目は、耕造さんが奥様にプロポーズをした“築地”という喫茶店です。
お二人が新しい人生の始まりを約束された場所、それが、この喫茶店です。
あの日、プロポーズをした席を眺めながら、お互いを見つめ合いながら、思い出話に花を咲かせます。
照れくさいけど、懐かしく、そしてなぜかちょっぴり切ない、そんな時間を過ごされたお二人です。
耕造さんの奥様を見る優しい眼差しがとっても素敵だった午後のひと時でした。
京都で出会い、京都で恋に落ちたお二人が
まだ行かれた事がなかった場所の一つが“鴨川”でした。
実はこの日、トラベルドクター一同は、事前にピンクのバラの花束をサプライズでご用意をしていました。
“感謝と祝福”を意味するピンクのバラは、まさしく耕造さんの奥様に対するお気持ちを代弁するものでした。
思い出の地、京都の鴨川で伝える耕造さんから奥様への30年分の“ありがとう”と、奥様から耕造さんへの沢山の“ありがとう”です。
車いすからしっかり立ち上がり、鴨川を背景にお二人で写真を撮りました。
トラベルドクタースタッフにとっても
一生涯忘れることのない、大切な写真の一枚です。
トラベルドクターInc.は、病気で諦めていた“旅行”を叶えます。
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